薬局ができる地域への貢献とは?
2023.11.13
お金をもらって仕事をしている限り、世の為人の為にならなければならないと、いつも考えています。
ドラッガーや、渋沢栄一や、二宮尊徳(二宮金次郎)など有名人の本を読むと、おしなべて同じようなことを言っているのです。
社会貢献をせよ。そしてしっかりお金をもらって、そのお金でさらに良い社会貢献を行え、と。
さらに良い社会貢献を私もしたい。だとしたら薬局ができる今以上の地域への貢献とは何なのでしょうか?
自宅から近い、医療機関から近い、待合室がきれいで充実している、オンラインシステムの導入など、
物理的な患者様への貢献はあってしかるべきですが、薬局が担う地域への貢献の軸はそういうものではないのだと思います。
当たり前の健康な日常を、この薬局があるからおくれる。
そんな日常は特別ではなく当たり前だからこそ、薬局の貢献度が気づかれないくらいでいいのかもしれません。
例えるならば、水や空気のように、大事だけど、あって当たり前。時々、本当に大変な時だけ存在感を出せれば充分です。
考えるうちに結論としては、弊社の経営理念に立ち返ることになりました。
「かしこく やさしく たくましく」
プロとしての確かな知識、技術をもち、自ら学び続ける賢い人・会社であること
相手を慮る真心をもち、温かく、愛のある人・会社であること
責任感、正義感、勇気をもち、健やかで逞しい人・会社であること
こうした会社でありつづければ、自ずと地域への貢献ができていくのではないか、と。
私事ですが先日は健康相談会の陣頭指揮をとり、薬剤師会の仲間たちとともに2日間で総勢150名の方の健康相談を受けました。
普段通院されている方も多く、医療機関や普段利用されている薬局で相談されているはずなのに、皆さん熱心に相談をされていました。
「そうか、街の保健室としての役割が足りていないんだな。」
そんな実感を得た2日間でした。
これからも「かしこく やさしく たくましく」皆さんの健康を陰ながら支えられるよう努力していきたいと思います。
株式会社清水薬局
代表取締役 柴崎俊明